●プラットホーム
ごみを集めたごみ収集車は、計量機でごみの重さを計ると3階プラットホームに入ります。集めたごみはごみ投入扉からごみピットに投入します。ごみの量を記録し、ごみ処理の計画に役立てます。 |
●ごみピット・ごみクレーン
ごみピットは、ごみを投入するための場所とごみを溜めて混ぜる場所に分かれています。水分の多い燃えにくいごみや乾燥した燃えやすいごみをかき混ぜたり、移動させたりするために大きなごみクレーンが設置されています。 |
●焼却炉
ごみピットでかき混せられたごみは、焼却炉でゆっくりと燃やします。焼却炉内部は、乾燥帯、燃焼帯、後燃焼帯の3つに分かれています。ごみを燃やす温度は、850℃以上で、1日に1炉あたり141.5t、2炉で283tのごみを燃やすことができます。 |
●中央制御室
中央制御室は、施設全体のごみ処理の運転・管理をする部屋です。ここでは交代で24時間、運転の技術者が常駐し、安全で安心なごみ処理を行っています。モニターには、各機械から送られてくる映像が映されています。 |
●蒸気タービン発電機
ごみを燃やすと熱が発生します。熱は、焼却炉と一体となったポイラーで、蒸気をつくります。蒸気は、蒸気タービン発電機に送られると羽根車を回転させ電気をつくります。蒸気は隣接する温水プールの水を温めたり、冷暖房にも利用されます。 |
●選別設備室
不燃・粗大ごみは、2種類の破砕機で細かくしたあと、磁石、風力、粒度の選別方法で鉄とアルミを取り出します。リチウムイオン電池などが誤って混入すると発火事故が発生する可能性があるため、事前に人の目で確認をしています。 |
●ろ過式集じん器
ごみを燃やすと排ガスが発生します。排ガスには有害な物質が含まれるため、ろ過式集じん器できれいにしたあと、煙突から外に出されます。ろ過式集じん器のなかには、フィルタが設置されており、薬剤を使って有害物質を取り除きます。 |
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