施設概要 | 知多南部広域環境センター
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知多南部広域環境センター(愛称 ゆめくりん)は、半田市、常滑市、南知多町、美浜町及び武豊町の2市3町の可燃ごみ、不燃ごみ・粗大ごみを安全に処理する施設です。 熱回収施設には焼却炉が2炉設置され、1日に283tの可燃ごみを処理することができます。 また、ごみを燃やすときに出る熱を使って電気を作り施設内で利用するほか、売却もしています。 さらに隣接する温水プールでも水を温める際に熱を利用しています。 不燃・粗大ごみ処理施設では、不燃ごみ及び粗大ごみを破砕し、鉄とアルミを取り出しています。 鉄とアルミは、再生工場に運ばれ資源として再利用されます。 このように、ゆめくりんは環境にやさしいごみ処理を行うことで、循環型の社会形成、地域環境の保全を目指しています。
施設概要
施設名称 知多南部広域環境センター
住所 〒470-2513 愛知県知多郡武豊町字一号地11番地37
敷地面積 約50,000m2
工期 2018年8月24日~2022年3月31日
供用開始 2022年4月1日
事業者 川重・徳倉建設・七番組・大進特定建設工事共同企業体
川崎重工業株式会社 中部支社 〒450-6041 愛知県名古屋市中村区名駅1丁目1番4号 TEL.052-388-2204 FAX.052-388-2210
徳倉建設株式会社 〒460-8615 愛知県名古屋市中区錦三丁目13番5号 TEL.052-961-3271 FAX.052-971-1570
株式会社七番組〒475-0845 愛知県半田市成岩東町77番地 TEL.0569-21-5151 FAX.0569-21-5164
株式会社大進 〒475-0862 愛知県半田市住吉町二丁目185-1 TEL.0569-23-3344 FAX.0569-21-7283
ごみ焼却のフロー図
各設備の特徴
安心で安全な環境にやさしい施設 少ない空気量で完全燃焼させることができる並行流焼却炉の採用により、安定した燃焼を実施します。 また、高度な排気ガス処理システムの導入で、有害物質の低減を実現し、安全、安心の焼却処理を行います。 本施設は以下の設備から構成されています。各設備の特徴を紹介します。
プラットホーム ごみを集めたごみ収集車は、計量機でごみの重さを計ると3階プラットホームに入ります。集めたごみはごみ投入扉からごみピットに投入します。ごみの量を記録し、ごみ処理の計画に役立てます。 ごみピット・ごみクレーン ごみピットは、ごみを投入するための場所とごみを溜めて混ぜる場所に分かれています。水分の多い燃えにくいごみや乾燥した燃えやすいごみをかき混ぜたり、移動させたりするために大きなごみクレーンが設置されています。
焼却炉 ごみピットでかき混せられたごみは、焼却炉でゆっくりと燃やします。焼却炉内部は、乾燥帯、燃焼帯、後燃焼帯の3つに分かれています。ごみを燃やす温度は、850℃以上で、1日に1炉あたり141.5t、2炉で283tのごみを燃やすことができます。 中央制御室 中央制御室は、施設全体のごみ処理の運転・管理をする部屋です。ここでは交代で24時間、運転の技術者が常駐し、安全で安心なごみ処理を行っています。モニターには、各機械から送られてくる映像が映されています。
蒸気タービン発電機 ごみを燃やすと熱が発生します。熱は、焼却炉と一体となったポイラーで、蒸気をつくります。蒸気は、蒸気タービン発電機に送られると羽根車を回転させ電気をつくります。蒸気は隣接する温水プールの水を温めたり、冷暖房にも利用されます。 選別設備室 不燃・粗大ごみは、2種類の破砕機で細かくしたあと、磁石、風力、粒度の選別方法で鉄とアルミを取り出します。リチウムイオン電池などが誤って混入すると発火事故が発生する可能性があるため、事前に人の目で確認をしています。
ろ過式集じん器 ごみを燃やすと排ガスが発生します。排ガスには有害な物質が含まれるため、ろ過式集じん器できれいにしたあと、煙突から外に出されます。ろ過式集じん器のなかには、フィルタが設置されており、薬剤を使って有害物質を取り除きます。